正月休みに山スキーに行きましたが3Dアセントにフィンを搭載して雪上テストをしてきましたので感想を書きます。
1:フィンはハイクアップする際邪魔になるのでは?
お客様から良く聞かれますがほとんど邪魔にはなりません。人は歩く時には(特に斜面を登る時は)蹴る反動でしょうか、自然に足が上がるんですね。
平坦なところでスキーを滑らせようとする時、あるいは下りでアイゼンを付けたまま滑らせようとする時にはさすがに抵抗を感じます。
(画像ではわかりにくいですがシールも併用しています)
2:新雪でもフィンの効果はあるだろうか?
有りますが特に顕著になるのは先行者のトレースをハイクアップする時、あるいはクラスとした斜面やちょっとしたギャップを乗り越えるような時、シールのグリップ力だけでは不充分なため、スリップしないよう手足で踏ん張るのでかなり消耗しますが、フィン付の3Dアセントを付けているとスリップしにくいので疲労が軽減され、より安全に登ることができます。さらに直登できる限界斜度が上がり、斜登行の角度も大きく取れるのでキックターンの回数を減らすことができ、ハイクアップのスピードが上がります。
3:スキーをはいたまま着脱できるだろうか?
体の柔軟な方なら地形などを利用すればフィンを付けていても可能です。
腰を痛めないようご注意ください。
4:フィンを付けていると雪が詰まるのでは?
フィンを2枚付けていると詰まる場合が有ります。雪詰まりを考慮するとフィンは1枚にしておいた方が無難かもしれません。
1月12日はフィン1枚(画像右)と2枚(画像左)で雪詰まりのテスト。終始気温は氷点下5~7度くらいのパウダーラッセルでしたが、蹴飛ばせば落ちる程度の雪詰まりでほとんど気になりませんでした。2枚刃の方には雪が詰まっていましたが撮影直前にサラッと落ちてしまいました。
このような低温下では2枚刃使用で特に問題なく使用できそうです。
気温が0度を行ったり来たりする状況だと雪詰まりは深刻になる場合が有ると思われますので1枚刃使用までをおすすめします。
昨シーズン春のテストでは気温が0度以上の状況ですと2枚刃でも雪詰まりはそんなに気にならなかったように思います。
(Ohさん撮影の動画のなかからの唯一快心のひとこま)
厳冬期でもフィン付きの3Dアセントを積極的に利用したいと思いました。
今回はデイアミールのビンデイングシャフトと3Dアセントのクリンチングスタッド+ナットとの干渉を避けるために製作した、センターを少し横にシフトしたベース、ヴィーナス板のフィールドテストも兼ねました。これでもキャンバーが大きいスキーは干渉する場合がありますがその場合は3Dアセントのベース板取付の際、横に数mm横にずらして付ければ干渉すること無く取付けができます。(デイアミールイーグル、フリーライドの場合)
実際に使用したビンデイングはテレマークO1で、正月休みに2日山で使用しましたが特に問題なく使用できました。デイアミールご使用の方にはセンターをシフトしたベース+ヴィーナスのご使用をおすすめします。またこれをデイアミール以外のビンデイングでお使いになっても問題はありません。